物語の本をよむと、登場人物の気持ちや情景を考えることで想像力が育ちます。現実とは違う世界にワクワクしながら読書に夢中に。
物語の本をよむことは、他にもこんなにいい効果があります。
- 感性が豊かになる
- 語彙力が増える
- コミュニケーション力が育つ
- 集中力がつく
うれしい効果ばかり♪
今回ピックアップした本はわが子を基準に「学年別」で選びましたが、普段お子さんが読む本に合わせて学年前後の本も参考にしていただければと思います。
小学1年生におすすめの物語本
まだ長い文章を読むことに慣れていない1年生。子どもが自分でも読める絵本を中心にピックアップしました。
ともだちや/著者 内田麟太郎
タイトル | ともだちや |
著者 | 内田麟太郎 |
絵 | 降矢なな |
出版社 | 偕成社 |
ページ数 | 31ページ |
シリーズ | おれたち、ともだち!【全14巻】 |
キツネが1時間100円でだれとでも友達になってあげる「ともだちや」をはじめました。あるとき、オオカミに呼ばれたキツネ。遊んだあとにお代をもらうため手を差し出しましたが、思わぬことを言われるのでした。
オオカミと「ほんとうのともだち」になったキツネ。どうやら友達が欲しかったのはキツネの方だったのです。この本はシリーズ化されていていて、友達になったオオカミとの友達関係がつづられています。
友達の大切さが伝わるほっこりする絵本です
おまえうまそうだな/著者 宮西達也
タイトル | おまえうまそうだな |
著者 | 宮西達也 |
出版社 | ポプラ社 |
ページ数 | 40ページ |
シリーズ | ティラノサウルスシリーズ【全15巻】 |
らんぼうもののティラノサウルスがアンキロサウルスの赤ちゃんと出会ったことで、優しい気持ちが芽生えていく心温まるストーリー。心に残る一冊です。
味のあるイラストも魅力!
この本はシリーズ化されていて全15巻。特におすすめなのは次の3冊です。
もったいない こと して ないかい?/著者 真珠まりこ
タイトル | もったいない こと して ないかい? |
著者 | 真珠まりこ |
出版社 | 講談社 |
ページ数 | 32ページ |
シリーズ | もったいないばあさんシリーズ【全14巻】 |
もったいないことをしていると「もったいない!」とやってくるあのシリーズ。もったいないばあさんの知恵が4コマ漫画風に描かれています。
この本に収録されているのは朝日小学生新聞で連載されていたもの。「秋冬編」「春夏編」に分け収録されています。
思わずやってみたくなる知恵が満載です!
まないたに りょうりを あげないこと/著者 シゲタサヤカ
まさかの「まな板」がエビをムシャリ!お店の料理を食べたいというまな板に、コックがこっそり食べさせてやっていると・・・
独特な絵と、テンポがよくて面白おかしいストーリーに子どもは夢中に。憎めないまな板のキャラクターもツボです。
シゲタサヤカさんの本はどれもインパクトのあるものばかり。お子さんが気に入ったら、ぜひ他の本も読んでみてください。
息子はシゲタさんの本の大ファンです
ふたりはともだち/著者 アーノルド・ローベル
タイトル | ふたりはともだち |
著者 | アーノルド・ローベル |
翻訳 | 三木卓 |
出版社 | 文化出版局 |
ページ数 | 63ページ |
シリーズ | がまくんとかえるくん【全6巻】 |
「がまくんとかえるくん」のほのぼのとした友情を描いた5つの物語を収録。そのうちの1つ「おてがみ」は教科書にも採用されています。
この本を通して、友だちを思いやる心を育んで欲しいと思える本です。
絵本ではありませんが、かわいい挿絵がたくさんあり、文字も大きいので1年生でも読みやすくおすすめです。
息子は教科書でよみ、他の物語にも興味をもちました
小学2年生におすすめの物語本
文字が中心の本もよめるようになってくる2年生。ワクワクしながら夢中でよめる児童書と、まだまだ活躍する絵本もご紹介します。
まほうのじどうはんばいき/著者 やまだともこ
タイトル | まほうのじどうはんばいき |
著者 | やまだともこ |
絵 | いとうみき |
出版社 | 金の星社 |
ページ数 | 94ページ |
「あなたのみかた」と書かれたなんでも出てくる魔法のような自動販売機。なんと、ボタンを押すといまの自分に必要なものが出てきます。そんな自動販売機に頼り切っていたある日、自動販売機が突然なくなり・・・
文字も大きいので読みやすく、ワクワクする展開でどんどん読み進められます。初めての児童書にもおすすめ。
こんな自動販売機、本当にあったらいいなぁ〜
女の子が主役の続編「かえってきたじどうはんばいき」もあります。
ぼくはアフリカにすむキリンといいます/著者 岩佐めぐみ
タイトル | ぼくはアフリカにすむキリンといいます |
著者 | 岩佐めぐみ |
絵 | 高畠純 |
出版社 | 偕成社 |
ページ数 | 102ページ |
とびっきりの友達がほしかったキリン。ある日、地平線の向こうにいる誰かに手紙くことにしました。ペリカンに配達をたのみ、ドキドキしながら返事をまちます。
返事をくれたペンギンとの手紙のやり取りにおもわず笑いが込み上げる、読んでいて楽しくなれる本です。味わいのある挿絵もイイ!
動物好きな子にぜひ読んでほしい一冊です
ひみつのきもちぎんこう/著者 ふじもと みさと
タイトル | ひみつのきもちぎんこう |
著者 | ふじもとみさと |
絵 | 田中六大 |
出版社 | 金の星社 |
ページ数 | 87ページ |
いいことをするとシャリーン!と銀色コインが、意地悪なことをするとジャリーン!と黒コインが貯まる「きもち通帳」。ある日、きもち銀行から届いた案内ハガキ。ゆうたは黒コインがいっぱいになってしまったのです。
うれしい、恥ずかしい、どうしたらいいかわからない、そんな自分の気持ちと逆のことをしてしまうのはなぜだろう?物語をとおして「きもち」について考えるきっかけをもらえる本です。
続編の「ひみつのきもちぎんこう かぞくつうちょう できました」もあります。
関西弁の番頭さんがいい味だしてます
しらすどん/著者 最勝寺朋子
丼に食べ残した「しらす」に呼び止められたりょうくん。しらんぷりして行こうとすると、りょうはみるみる小さくなり、しらすの代わりに残されてしまいました。
衝撃的な展開にドキドキしながら読みました。食育にもつながる内容で、この本を読んだ子は食べ物を粗末にはしなくなるはず!?
小3になった息子はいまでも心に残っているようです
怪物園/著者 junaida
怪物園から逃げ出したおそろしい怪物たち。街には怪物たちがあふれ出してしまいました。外に出られなくなった子どもたちは楽しい空想をはじめ・・・。
怪物たちの怖さと子どもたちの想像力豊かな空想のギャップに不思議な感覚をおぼえる絵本です。色彩豊かな絵も魅力。
学校の図書室でも大人気だったそうです
小学3年生におすすめの物語本
しっかり文章を読めるようになってくる3年生。シリーズになっている本を選ぶと、気に入ると続けてどんどん読んでくれるのでおすすめです。
エルマーのぼうけん/著者 ルース・スタイルス・ガネット
ある雨の日に街で出会った年老いたネコ。エルマーはネコの大親友の子どもりゅうが「どうぶつ島」の動物たちに囚われひどい仕打ちを受けていることを知ります。年老いたネコの代わりにりゅうを助るための冒険に出発!そこで待ち受ける恐ろしい動物たちに、エルマーは知恵を使って立ち向かい、りゅうの元へと向かうのでした。
勇気と知恵、そして友情の大切さを描いた作品です。エルマーが持ち前の勇気と知恵で問題を解決していく様子が爽快。エルマーとドラゴンの子どもの友情も、本作の魅力の一つです。昔から読み継がれてきた人気シリーズで全3冊あります。
男の子の冒険心をくすぐる一冊です
なんでも魔女商会/著者 あんびるやすこ
ご用がある動物しか見つけられない洋服のリフォーム支店「なんでも魔女商会」。魔法ではなく手作業で丁寧にリフォームする高級店です。普通の女の子ナナはある日、ご用がないのになぜかお店にたどり着いてしまい・・・
ちょっと無愛想な魔女シルクと召使いねこコットン、そして人間の女の子ナナとの出会いの物語。シリーズが20年以上続いている人気作です。1巻ごとに完結する短編形式なので、気軽に読み始められます。
かわいらしい挿絵が物語をひき立てます
チョコレート戦争/著者 大石真
町いちばんの洋菓子屋さん「金泉堂」。ある日、お店のショーウィンドウに飾られたお菓子の城を眺めていた子どもたちの目の前でショーウィンドウが割れ、犯人扱いされてしまいます。やってもいないことで大人に迫られ、子どもたちは反撃に出る作戦を立てるのでした。
子どもたちの団結と勇気、そして真実を貫くことの大切さを描いた作品です。大人たちに理不尽な仕打ちをうけながらも、諦めずに立ちむかう子どもたちの姿に勇気をもらえます。
ドラマや舞台化もされ、幅広い世代に愛され続けている作品です
動物と話せる少女リリアーネ/著者 タニヤシュテーブナー
タイトル | 動物と話せる少女リリアーネ |
著者 | タニヤシュテーブナー |
絵 | 駒形 |
翻訳 | 中村智子 |
出版社 | Gakken |
ページ数 | 211ページ |
シリーズ | 全13巻 |
動物と話すことができるリリアーネ。話せることは家族以外には秘密。でもある日、となりの家の同級生イザヤに知られてしまいます。そんなイザヤにも人に知られていない秘密を抱えていました。お互いの特別なチカラを合わせ、勇気を出して動物を助け出すのです。
動物と人間の絆や命の大切さを描いた作品です。動物たちの言葉に耳をかたむけ、彼らの気持ちに寄りそうリリアーネの姿をとおして、困難に立ち向かう勇気や仲間との友情の大切さに気づかされます。
動物好きの男の子にもおすすめです
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂/著者 廣嶋玲子
タイトル | ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 |
著者 | 廣嶋玲子 |
絵 | jyajya |
出版社 | 偕成社 |
ページ数 | 150ページ |
シリーズ | 20巻 ※2024年6月時点 |
幸運をもとめる幸運な人だけが見つけられる駄菓子屋「銭天堂」。店主の紅子さんは訪れる子どもたちの悩みや願いを聞き、ぴったりの駄菓子をすすめてくれます。しかし銭天堂の駄菓子は、食べ方や使い方を間違えると恐ろしい副作用が現れることも。好奇心旺盛な子どもたちはついルールを破ってしまい・・・
独特な雰囲気がただよう物語にドキドキ。ちょっと怖いなぁと思いつつも、続きが気になり読み進めてしまいます。1冊の本に毎回違う主人公のお話が6個収録されていている短編集で、本を読みなれていない子にもおすすめです。
アニメ化もされている人気シリーズです
小学4年生におすすめの物語本
ココロ屋/著者 梨屋アリエ
先生に「ココロを入れかえなさい」と怒られたひろき。そんなひろきの目の前にやさしいココロ、すなおなココロ、あたたかいココロと入れ替えることができるココロ屋があらわれました。色々なココロと入れ替え体験することで、やっぱり自分のココロが一番だと気づくのでした。
ひろきの悩みや行動に共感し、ココロは単純ではなく色々なココロがあるからいいのだと気づかされます。「完璧なココロ」ではなく「自分にとって一番大切なココロ」を見つけられることが大切だということが本作をとおして子どもに届いて欲しいものです。
ココロも成長できるのだと感じられる作品です
かあちゃん取扱説明書/著者 いとう みく
タイトル | かあちゃん取扱説明書 |
著者 | いとうみく |
絵 | 佐藤真紀子 |
出版社 | 童心社 |
ページ数 | 151ページ |
朝からガミガミうるさいかあちゃん。ぼくはハラが立って、学校の作文にかあちゃんのことを書いた。ところが、その作文におうちの人の感想が必要になり、とうちゃんにこっそりお願いすると大笑い。「かあちゃんはほめると機嫌がよくなるんだ」家電と一緒で扱い方を間違えなければいいんだ!とかあちゃんの取扱説明書をつくることに。
家でのお母さんの様子に「わかる〜!」と大笑い。ですが、取扱説明書を作るためにお母さんを観察することで、今まで気がつかなかったお母さんの一面が見えてきます。哲哉の成長や、やっぱり一枚上手なお母さんの様子など、最後まで楽しく読むことができる本です。
読みやすいので読書感想文にもおすすめ
雨ふる本屋/著者 日向理恵子
おつかいの帰り道、急に降り出した雨に図書館へかけこんだルウ子。カタツムリを追いかけると、たどりついたのは人間にわすれられた物語と雨でできているという本が売られている「雨ふる本屋」。どういうわけか最近、物語の内容がおもしろくなくなってしまったのです。ルウ子はほっぽり森へ原因を調べに行くのですが・・・
登場人物や場所の描写が細かくされていてイメージが膨らみ、不思議な世界に引き込まれ、自分もその世界に入り込んだ気持ちになるような本です。
ファンタジーが好きな子におすすめ
マインクラフト はじまりの島/著者 マックス・ブルックス
タイトル | マインクラフト はじまりの島 |
著者 | マックス・ブルックス |
出版社 | 竹書房 |
ページ数 | 359ページ |
シリーズ | 全7巻 ※2024年6月時点 |
小学生に大人気ゲーム「マインクラフト」初のオフィシャル小説。すべてがブロックで構成された不思議な島にたどり着いた記憶のない主人公「ぼく」の冒険がはじまります。
おなじみのゾンビやスケルトン、武器やアイテムなどが登場しテンションが上がります。自分が主人公になったようにワクワクしながら読める作品です。
字も小さくページ数も多い本ですが、マイクラ好きな子ならあっという間に読めてしまうと思います。シリーズ化もされているので、他の本もぜひ読んでみてください。
全世界20カ国語で翻訳されている人気作です
きまぐれロボット/著者 星新一
博士が作ったロボットは料理に掃除に話し相手にと、なんでもできる優秀なロボットを手に入れたエヌ氏は満足げ。ですが翌日からロボットの様子がおかしくなり、大変な目にあうことに。博士に文句を言いにいったところ・・・<きまぐれロボットより>
ショートストーリー27編が収録されている本書。どのお話も4〜5ページと短いのにどのお話も読後感がよく、満足感のある読み応えです。「博士」「ロボット」「薬」などがよく登場し、ユーモラスに話が展開します。読み進めるうちに毎回どんなオチになっているのかが楽しみに。
星新一が「ショートショートの神様」と呼ばれている理由がわかりました
小学5年生におすすめの物語本
ぼくらの七日間戦争/著者 宗田理
1学期の終業式の日、東京下町にある中学校1年2組の男子全員が行方不明に。彼らは廃工場に立てこもりそこを「解放区」とし、理不尽な親や先生たちに反乱を起こしたのでした。突入してくる大人たちに様々な仕掛けで対抗するのですが・・・
現実ではあり得ない展開にワクワク!昭和的な描写も多いですが、色あせない面白さがあります。角川つばさ文庫の「ぼくら」シリーズは中学生編と高校生編があり全37冊。
娘も父親からすすめられハマりました
5分後に意外な結末/著者 桃戸ハル
笑える話・怖い話・感動する話など1話完結のショートショート形式で構成され、ラストには必ず ”意外な結末” が待っています。1話あたり5分ほどで読めるので、ちょっとしたスキマ時間でも手に取りやすい本です。
「5分後に意外な結末」としてのシリーズは5巻ですが、関連作品として多数のシリーズがあります。
学校での読書タイムなどでも手軽に読めてオススメ
星の王子さま/著者 サン=テグジュペリ
パイロットが砂漠に不時着した際に、小惑星B612から来た王子と出会う。王子は様々な星を訪れ、大人たちの滑稽さや愚かさを目の当たりにする。
世界中で愛読されているロングセラー作品。サン=テグジュペリ自身が書いた味のある挿絵も魅力の一つ。人生のヒントがたくさん詰まった作品です。
何度も読み返したくなる一冊です
ぼくたちのリアル/著者 戸森しるこ
ぼくの幼馴染は学年一番の人気者。勉強もスポーツも万能でイケメン、もちろん女の子にも大人気。そんなリアルと5年生のクラスがえで一緒になってしまった。ぼくはリアルといると自分がみじめに感じてしまう。でも、そんな完璧なリアルにも人には言えない深い悩みがあったのだ。
美少年の転校生サジが現れたことにより、3人の関係は大きく変わっていく。それぞれ抱えているリアルな気持ちが活き活きと描かれています。小学生にしては重いテーマかもしれませんが、きっと心に響くことがあるはず。
物語の展開が巧みで、続きが気になり没頭してしまいます
願いがかなうふしぎな日記/著者 本田有明
タイトル | 願いがかなうふしぎな日記 |
著者 | 本田有明 |
出版社 | PHP研究所 |
ページ数 | 151ページ |
「望みはこれに書いておくといいよ。きっとかなうから」亡くなったおばあちゃんからもらった日記に、願いごとを書いた光平。もう一度おばあちゃんに会いたい、のぞみ号にまた乗りたい、お父さんとお母さんが仲直りしてほしい……。日記に書くと、ふしぎなことにその願いごとがかなっていく。
日記を通じて大切なことを学び、成長していく少年の姿を描いた夏の物語。
引用/PHP研究所 願いがかなうふしぎな日記
本を読み慣れていない子にもおすすめです
小学6年生におすすめの物語本
バッテリー/著者 あさのあつこ
中学入学直前の春休みに父の転勤で引越してきた巧。野球部でキャッチャーをしている豪は、巧のピッチャーとしての才能を見抜き、バッテリーを組むことを強く望みます。
性格も考え方も正反対な二人ですが、野球を通して互いを理解し、信頼関係を築いていく青春ストーリー。2人とも才能はありながら、努力することの大切さを学び成長していきます。主人公がおかれている環境や心境が丁寧に描写され、感情移入しながら夢中で読める本です。
本作は全6巻のシリーズになっていて、1巻は巧と豪の出会いの物語です。
野球を知らない子でも共感できる内容です
モモ/著者 ミヒャエル・エンデ
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。
引用/岩波書店 モモ より
モモは大切な時間を教えてくれます
君たちはどう生きるか/著者 吉野源三郎
タイトル | 君たちはどう生きるか |
著者 | 吉野源三郎 |
絵 | 羽賀翔一 |
出版社 | マガジンハウス |
ページ数 | 304ページ |
人間としてどう生きればいいのか、楽しく読んでいるうちに自然と考えるように書かれた本書は、子供はもちろん多くの大人たちにも共感をもって迎えられてきました。勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、昔も今も変わらない人生のテーマに真摯に向き合う主人公のコペル君と叔父さん。二人の姿勢には、数多くの生き方の指針となる言葉が示されています。
引用/マガジンワールド 君たちはどう生きるか
親子でぜひ読んでほしい一冊です
Wonder ワンダー/著者 R・J・パラシオ
タイトル | Wonder ワンダー |
著者 | R・J・パラシオ |
訳 | 中井はるの |
出版社 | ほるぷ出版 |
ページ数 | 421ページ |
オーガスト・プルマンはふつうの男の子。ただし、顔以外は。生まれつき顔に障害があるオーガストは、はじめて学校に通うことになった。だが生徒たちはオーガストの顔を見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。一方で、オーガストの話をおもしろいと感じる同級生は少しずつ増えていた。そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる……。全ての人に読んで欲しい、心ふるえる感動作。
引用/ほるぷ出版 Wonder ワンダー(単行本) より
心ふるえる一冊、涙なくしては読めません
かがみの孤城/著者 星新一
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
引用/ポプラ社 かがみの孤城 より
ミステリアスな内容にぐいぐい引き込まれます
本の記事まとめ
他にも本を紹介している記事がありますので、よろしければ参考にしてください
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