こんにちは!プログラミングが大好きな小学6年生の娘がいるmomo-mammyです。
近年、小学校でプログラミング教育が始まったことにより、プログラミング教室があちこちにオープンしました。月謝はなんと1万円くらいが相場です。
娘がプログラミングに出会った小学1年生当時、

女の子だし将来情報系の学校に進んだり、IT系の会社に就職したりするかどうかもわからないのに、高額の月謝を払ってまで習いにいくのもなぁ〜
と思い、教室に通わせることはしませんでした。
ですが調べてみると、プログラミング教室でも使用する「scratch(スクラッチ)」という言語は、自宅にパソコンがあれば会員登録するだけで無料で誰でも使えるということが分かりました。
娘はプログラミング教室に行くことなく、自宅で完全独学で学びscratchを習得しました。scratchは教室に行かなくても十分習得できるのです。
今回は、娘がどのように学んだかをご紹介したいと思います。

これから「子供にやらせたい」と考えている方の参考になったら嬉しいです♪
- 子供がプログラミングに興味を持っている方
- 自宅でscratchを学ばせたいと思っている方
- 学校でプログラミングをやる前に勉強させたい方
- 独学で勉強していて分からないことがあった時どうしたらいいか知りたい方
scratch(スクラッチ)とは
scratchとは、アメリカで8〜16歳をメインターゲットに開発された無料の教育プログラミング言語です。
一般的なプログラミング言語とは違い、プログラムブロックを組み合わせてプログラムを作る「ビジュアルプログラミング」です。

ちなみに「プログラミング言語」とは、人間がコンピューターに指示を与えるための言語のことを言います

通常のプログラミングは専用のコマンドを入力して作るのですが、ビジュアルプログラミングは子供でも扱えるよう命令がブロック状になっているので、組み合わせることで直感的に操作することができるのが特徴です。

scratchの始め方
現在はscratch 3.0版が主流で、会員登録をすればブラウザ上で使用することができます。
「Scratchではじめよう!プログラミング入門」という公式サイトで会員登録すると、すぐに使えるようになります。

なお、ブラウザ版はネットワーク環境が必要です。オフラインの方がいい場合はダウンロード版を入手する必要があります。
ひとまずダウンロードしてみる
scratchに出会った小学1年生の頃、無料でできることを知った私は、まずパソコンにscratchをダウンロードして自由に触らせてみることにしました。(当時はダウンロード版しかなかった)
そして、一番簡単だと思った本を購入して読ませてみました。
当時は勉強させたいという気持ちではなかったので、遊び感覚でちょっとやってみる程度でいいと考えていたので、一緒に本を読みながら勉強するということはしませんでした。

ですが、まぁそれじゃ全然できるようになりませんよね・・・
小学3年生まではそんな感じで「思い出したら触る」程度の感じでした。
購入した本は・・・
「小学生からはじめるわくわくプログラミング」という本を購入しました。
大きなイラストと共に丁寧に説明されていています。が、いま改めて見てみると、小学1年生に手渡して読ませたのは無謀だったと思いますw
1年生がやるなら親子で読み進めながらやるのにちょうど良い本という感じです。割と字がビッシリ書かれています。
または、3年生くらいであれば一人で読みながらできると思います。
ちなみに、この本は「2」もあります。今購入するならこちらがおすすめです!

「2」はscratchのバージョン3.0に対応しています(ブラウザ上でプログラミングができるバージョン)
夢中になったきっかけ
そんなゆる〜くやっていたある日、私は図書館でたまたま「小学生にもとれる! 資格・検定カタログ: 小学生のミカタ」という本を見つけ、「ジュニア・プログラミング検定」というものがあることを知ります。
当時小学4年生だった娘に興味があるか聞いてみたところ、

受けてみたいー!!
というので挑戦させてみることにしました。
ジュニア・プログラミング検定とは
ジュニア・プログラミング検定は、サーティファイ情報処理認定委員会が主催・認定する子供向けの検定試験です。
Entry (4級) | Bronze (3級) | Silver (2級) | Gold (1級) | |
---|---|---|---|---|
試験時間 | 30分 | 40分 | 40分 | 50分 |
受験料(税込) | 2,400円 | 2,600円 | 2,800円 | 3,000円 |
出題例 | 例:おいかけっこ ゲーム | 例:レースゲーム | 例:計算ゲーム | 例:シューティングゲーム |
個人で受験する場合は、各地のパソコン教室などで実施している検定日に一緒に受けさせてもらうような形となります。

試験をしている会場は結構たくさんあります。会場に直接予約をいれればOKです!
我が家は「ひよこパソコン教室」で受験しましたが、とても対応が良くて安心して受験できました。
ジュニア・プログラミング検定を受験するために必要なこと
こちらの試験は書店でも販売されている公式テキストを購入して勉強すれは、ほぼほぼそこで習得した内容が試験に出ます。


この本だけで4級から1級まですべて学べます!
級ごとにその級で出るプログラムブロックが説明されていて、本の通りに進めていくとゲームが出来上がります。その後、練習問題と模範解答があるという流れです。
こちらの本を購入し、さっそく娘とパソコンに向かって本の通り一緒に進めていきました。ですが、娘には「一緒に進めていく」という方法は向いていなかったようで、すぐにあくびをし始め集中力が切れてしまいました。
そこで自分で本を読みながらやってみるようにさせたところ、黙々とやり始めたのです。結局4級はこの本に書いてあることを一通りやってみるだけで合格しました。
「自分で好きなようにやる」が一番の近道
4級の合格がよっぽど嬉しかったのか、その後すぐ3級の勉強をして受験をしたいと言い出しました。
ところが、3級の練習問題が上手くできなかったようでトーンダウンしてしまい、その後4ヶ月ほどまったくプログラミングに触れない日々が続きました。
しばらくそっとしておき、夏休みを利用してまたチャレンジするように仕向けたところ、ようやく「やってみようかな」という気持ちになり、本をまた読み始めました。
今度はスムーズに練習問題もできたようで、じゃあと練習で自分で好きなものを作ってみたらどうかと勧めました。

ここで作ったゲームが夢中なるきっかけだったと私は思っています
娘はこの時「いろいろゲーム」というものを作りました。
クリックするとお金が溜まったり、音楽を流したり、チャットのようにメッセージを入力したりという単純なものですが、どのような機能を作るか考えたり、背景にこだわったりと色々試行錯誤したことでかなりレベルアップしました。

そこからは3級から1級を取得するまで時間はかかりませんでした。結果的に8ヶ月で4級から1級を取得し、「日商プログラミング検定」のENTRYも翌月には取得してしまいました。
色々な本を読んでみる
その後、まだ熱が冷めない様子の娘に、私は図書館で色々な本を借りてきました。
図書館には意外とたくさんのscratchの本があります。

めっちゃおすすめです!たくさん借りて子供に合う本を探しました
気にいった本は購入しました。おすすめの本をいくつかご紹介します♪
使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ
初級向けの本です。ゲームだけではなく、便利ツールなどの作り方も掲載されています。
絵が可愛くて字が少ないので、子供が一人でも「できるかも!」と思えるような本です。
また、この本にはmicro:bitのゲームも出ていて、娘はこの本がきっかけでmicro:bitにもハマりました。
Scratch 3.0対応版 10才からはじめるゲームプログラミング図鑑: スクラッチでたのしくまなぶ
やっぱり子供はゲームが大好き!楽しみながら作るのが一番ですよね♪
この本でレーシングゲームや迷路など8種類のゲームを作ることができます。
好きなゲームだけ作るのもいいし、作ったものを自分好みにカスタマイズして遊ぶのもおすすめです。
親子で学ぶScratch学習ドリル どすこい!おすもうプログラミング
1問1答形式で記載されているところが特徴です。少し上達してきてから読む方がいいかもしれません。
気になるところだけやってみるのもアリだと思います。
パズルやゲームも収録されていて、読みごたえありです!
Scratchではじめる機械学習 ―作りながら楽しく学べるAIプログラミング
この本は上級向けです。scratchを一通り学んで物足りなくなった時に読むと、scratchの新たな機能を知りまた夢中になっていくきっかけになると思います。
機械学習というのは、画像認識や音声認識などの機能を活用したAIプログラミングです。
例えばカメラで自分を写し、画面に現れたモノを手で払い除ける等ということが可能です。
この本にはジャンケンゲームや着せ替えアプリなどが収録されています。

最近は他にも面白そうな本がたくさん発売されているようです。色々比較して、お子さんの好みに合ったものを是非準備してあげてください♪
独学で勉強して困った時
独学で勉強していると分からないことが出てきた時に詰まってしまい、誰にも聞けずにモチベーションが下がってしまうということがあります。
ですが、そんな時に助けてもらえる「CoderDojo(コーダー道場)」という無料でプログラミングのことを相談できる場所を見つけました。
別で記事にしたので、よかったら合わせて読んでみてください♪
まとめ
いま娘にとって、プログラミングは自分にとっての一番の「武器」だと思っているようです。
自分で試行錯誤しながら習得したという自信と経験は、これからの人生にも大きな武器となると思っています。
そのきっかけを作ってあげられて良かったと心から思います。
娘の様子を見ていて感じたことは・・・
- 4年生くらいにならないと一人でやるのは難しい
- 一人でやる事で自分で考える力、分からないことを調べる力が付いた
- 検定を受けることで目標がはっきりし、モチベーションが上がる

独学での勉強おすすめです♪